こどもの日は鯉のぼりを見上げてお祝い。家族団らん記念日に食べる縁起物

子どもの日の鯉のぼり

毎年5月5日は「こどもの日」。大空に泳ぐ鯉のぼりのように元気に健康に育ってほしいと願う「端午の節句」でもあります。今回は日本の伝統文化「こどもの日」と「端午の節句」をご紹介します。

家族でお祝いしたい「こどもの日」

ハイハイする赤ちゃん

5月5日の「こどもの日」は、ゴールデンウィーク最終日にある国民の祝日。1948年7月20日に祝日法により『こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日』として定められました。最近では男女を問わず、こどもたちの成長を祝う日、親に感謝する日とされています。家族愛を深める日として、連休に家族旅行やお祝いをする家庭も多いのではないでしょうか。

「端午の節句」の葉菖蒲と花菖蒲

菖蒲湯の葉

こどもの日と同じ5月5日は「端午の節句」でもあります。奈良時代から伝わる節句の一つで、江戸時代に五節句に定められました。端午の節句は「菖蒲」「尚武」「勝負」にかけて武家の間で重んじられ、後に庶民にも広まっていきました。菖蒲は、そのさわやかな香りと刀剣を想わせる葉形から、邪気を払い無病息災の力があると信じられていました。薬湯として使われる菖蒲湯だけでなく、菖蒲を軒に挿したり、菖蒲酒を飲む風習が今も残っています。

端午の節句にはサトイモ科の「葉菖蒲」が使われます。ちょうど同じの時期に紫の花を咲かせる「花菖蒲」はアヤメ科で別の植物。こちらはお部屋の花飾りに使われると華やかでいいですね。

端午の節句飾りといえば鯉のぼりと五月人形

風になびくたくさんの鯉のぼり

鯉のぼりの起源は戦国時代。将軍家に男の子が生まれると旗指物(家紋の旗)や幟(のぼり)を立てたことから始まったようです。商家も真似をして、縁起のいい鯉のデザインを取り入れた吹き流し(風を見る旗)を軒に掲げました。江戸時代には、鯉のぼりやお守りの武者人形(五月人形)を飾り、男の子を祝う日として定着していきました。

現在では地域によっても個性豊かな幟や色とりどりの鯉のぼりがあり、武者人形の代わりに鎧兜を飾る地域もあります。鯉のぼりは4月上旬から揚げて、5月5日を過ぎた大安の日に降ろされるところが多いようです。

こどもの日に食べる縁起物

子どもの日の食べ物の柏餅

こどもの日をお祝いする食べ物に決まりはありませんが、端午の節句に縁起のいい物として好んで食べる風習があります。その代表的なものをご紹介。

・かしわ餅

主に関東で食べられるかしわ餅。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないため、「家計が途絶えない・子孫繁栄」の意味が込められています。

・ちまき
主に関西で食べられるちまきは、甘さを加えた白餅が一般的。昔は邪気を払う茅(ちがや)の葉で巻いたことから茅巻き(ちがやまき)から「ちまき」となりました。今は笹の葉で巻かれています。

・あくまき
南九州では、あくまき(灰汁巻き)が食べられます。竹皮に包んだもち米を灰汁(あく)で炊くことで、独特の風味と触感のある餅菓子になります。

・カツオ・出世魚

初鰹の時期とも重なるカツオは「勝つ男」にかけて。薬味をのせたカツオのタタキが好まれます。またブリやスズキなどの成長に合わせて呼び名が変わる魚にあやかった魚料理も人気です。

・タケノコ
春の旬野菜といえば筍。天まで届く筍のように真っ直ぐ育ってほしいとの願いがあります。タケノコご飯にしたり、縁起のいい鯛や海老と一緒に煮つけてもおいしいですよ。

一年で一番気候のいい5月のこどもの日。家族水入らずでお出かけするのもいいですね。初節句には祖父母や親戚からお祝いをいただくこともあるのではないでしょうか。お礼の食事会にご招待して、家族団らんでこどもの日を楽しく過ごしてください。

レストランルアンのお子様ワンプレート

レストランルアンのお子様プレート

未就学児のお子様もご入店いただけるフレンチレストラン、ルアンでは、記念日をお祝いする各種サービスをご用意しております。

こどもの日はお子様の成長をお祝いする大切な日。ご家族や三世代、ご親族皆さんでお祝いいただきたいという思いから、こどもの日に合わせて「お子様ワンプレート」をご用意しております。ハンバーグのソースなども全てフレンチシェフが手作りで仕上げております。苦手食材やアレルギー対応も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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