近年、野生の鹿や猪などの肉を使った「ジビエ料理」が注目されています。狩猟解禁となる11月中旬からジビエのシーズン。良質なジビエ肉は一般のお店にはなかなか出回らないので、おいしいジビエ料理をいただくなら現地に行くのが一番。ということで今回は、丹波篠山からジビエ情報をお届けいたします。
ジビエの旬と狩猟期間
フランスが語源のジビエ(gibier)とは、猪・鹿・熊・鴨などの野生鳥獣の肉のことを指します。またはそれらを使った料理をいいます。
日本でも昔から野生動物を狩り食されてきました。現在は猟区内や害獣対策などで異なる地域もありますが、乱獲を防ぐために狩猟期間が定められています。北海道では毎年10月1日から翌年1月31日まで、本州より南は11月15日から翌年2月15日までです。
狩猟期間 ※一部の鳥獣類は期間が異なります。
北海道 | 10月1日 ~ 翌年1月31日 (猟区内 9月15日 ~ 翌年2月末日) |
北海道以外 | 11月15日 ~ 翌年2月15日 (猟区内 10月15日 ~ 翌年3月15日) |
この期間は新鮮な野生の食肉が手に入りやすい、いわばジビエの旬ともいえます。鹿肉は春~秋、猪肉は冬の12月前後が脂のりが良いとされ、良質なジビエが出回ります。
ジビエ人気はその深い味わいと栄養素
野山を駆け巡って育った野生動物は、無駄な脂肪が少なく栄養価が高いことから、最近では健康や美容に関心の高い人に注目されています。
普段一般家庭で食べ慣れている鶏・豚・牛と違って、ジビエは野生特有のクセがあり深い味わいと独特の風味があります。ジビエを知ってからその味を好む方が増えています。
またジビエ料理には身体にうれしい栄養素もたくさん。猪肉は豚肉と比べて、鉄分は4倍、ビタミンB12は3倍もあります。その他のビタミンや亜鉛も豊富に含まれています。昔から「猪は脂を食べる」というほど脂身の成分が違います。(文部科学省 日本食品標準成分表より)
丹波篠山の猪肉を使った郷土料理「ぼたん鍋」
日本三大猪肉の名産地でもある丹波篠山は、特においしいジビエがいただける地域。丹波栗や丹波の黒豆などの名産で知られますが、山に自生しているそれら穀物や木の実を餌にしている猪は、濃厚で肉質のいいジビエとなります。地場で獲れた猪肉はすぐに適切な下処理がされるため、臭みがなく本当においしくいただけます。野菜や薬味と一緒にいただくことでより一層おいしさが引き立ちます。
丹波篠山の観光旅行で食べたいジビエ料理
猪肉を使った郷土料理といえば「ぼたん鍋」。地元の季節野菜と一緒に味噌で仕立てた逸品です。こちらの関連記事で地元のお店をご紹介しております。
篠山城下町ホテル NIPPONIAでいただくジビエ料理
丹波篠山の城下町にある「篠山城下町ホテル NIPPONIA」でもジビエ料理を提供しています。ホテルダイニング、レストランルアンでは、地元で仕入れた猪肉のジビエを使ったスープをご用意。
猪肉を8時間コトコトと煮て濃厚な旨味を引き出した特性スープを、地元産の野菜にかけていただく逸品。アツアツのスープを入れた時に立ち昇るきのこの香り、ほろほろに柔らかい猪肉が絶品なんです。
レストランルアンは丹波篠山の観光に便利な立地にありますので、ぜひランチやディナーにお立ち寄りください。(上記画像のような丹波牛メニューもございます)
● 【兵庫 丹波篠山】 篠山城下町ホテル NIPPONIA
所在地 兵庫県丹波篠山市西町25
問合せ TEL 0120-210-289 VMG総合窓口(11:00~20:00)
公式サイト https://www.sasayamastay.jp/