四国の愛媛県南部に位置する大洲盆地は、清流肱川によって長い時を経てかたちづくられてきた緑あふれる自然豊かな場所。古き良き日本の活気が息づく田舎町です。
今回は、大洲市にある大洲城下町をクローズアップしてみましょう。
美しい山々と清流肱川が成す風情ある町並みが魅力
大洲は瀬戸内海に雲海がそそぐ「肱川あらし」の幻想的な絶景で知られるところ。その肱川を囲むように、江戸から明治・大正・昭和とそれぞれの時代を感じる建物が立ち並んでいます。自然と融合した城下町を見下ろす景観とその美しい町並みは「伊予の小京都」とも呼ばれています。
完全復元された木造天守 大洲城
大洲城は、元弘元年(1331年)鎌倉時代末期に守護として国入りした伊予宇都宮氏の宇都宮豊房によって築城されたといわれています。明治維新後はほとんどの建築物が破却してしまいましたが、地元住民の熱意ある保護活動と、市民による寄付によって平成16年(2004年)に完全復元されました。
戦後復元された木造天守としての四層四階は日本初、19.15mの高さは日本一を誇ります。当時の設計図が残っていたこともあり、梁・柱に国産の木曾ヒノキや栗の木を用い細部に渡って伝統工法を守り建てられました。現在は国の重要文化財、城跡一帯が県指定史跡に指定されています。夜はライトアップされた大洲城が望めます。
大洲城
観覧時間 通年 9:00~17:00(受付16:30まで)
観覧料 大人550円、中学生以下220円、他
所在地 愛媛県大洲市大洲903
問合せ TEL 0893-24-1146
公式サイト http://www.ozucastle.jp/
※大洲城天守に泊まれるキャッスルステイのご用命は「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」までご相談ください。
肱川ほとりにある景勝地 臥龍山荘
大洲旅でぜひとも立ち寄っていただきたいのが、肱川の臥龍淵にある景勝地「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」です。元々は江戸時代に造られた藩主の遊賞地で、明治時代の貿易商、河内寅次郎がこの景色に惚れ込み、名職人を呼び寄せて10年の歳月をかけて改築した傑作の山荘です。現在は国の重要文化財に指定され観光名所になっています。
臥龍淵の自然景観を取り込んだ借景庭園には、母屋の「臥龍院」、茶室の「知止庵」、望楼の「不老庵」の3つの建物があり、特に自然木を懸け造りにした不老庵からの眺望は必見です。
臥龍山荘
観覧時間 通年 9:00~17:00(受付16:30まで)
観覧料 大人550円、中学生以下220円、他
所在地 愛媛県大洲市大洲411-2
問合せ TEL 0893-24-3759
公式サイト https://www.garyusanso.jp/
江戸時代の面影を偲ぶ おはなはん通り
臥龍山荘から歩いてすぐのところにドラマのロケ地にもなった「おはなはん通り」があります。江戸時代の町割が残る小路の北側には商家や蔵が、南側には武家屋敷が建ち並び、往時を偲ばせます。白壁の建物沿いの澄んだ水路には、鯉が気持ちよく泳いでいます。
おはなはん通り休憩所
開館日 通年 8:30~17:00
所在地 愛媛県大洲市大洲
問合せ TEL 0893-24-2664 大洲市観光協会
公式サイト https://jp.visitozu.com/archives/highlight/216
昭和初期の町並みが懐かしい ポコペン横丁
おおず赤煉瓦館の横にある「ポコペン横丁」は、昭和30年頃の庶民の生活の場所、子どもの遊び場を再現した観光名所。当時のレトロな看板や建物、生活用品が歴史を感じさせます。
毎月決まった日曜日には「ポコペン横丁まつり」が開催。昔ながらのおもちゃの雑貨店、駄菓子屋などの店舗がオープンし、中華そば、コロッケ、焼き鳥などの飲食もできます。昔遊びのお手玉やベイゴマ、竹馬など無料で遊べて、子どもだけでなく大人も童心にかえって楽しめます。
ポコペン横丁内にある「思い出倉庫」は昭和時代の昔懐かしい資料館。当時の交番、理髪店などが再現され、その時代に使われていた雑貨やグッズが所狭しと展示されています。約8割のコレクションは個人所有というから驚き。こちらの資料館は平日も開いています。
ポコペン横丁まつり
開催日時 3~11月は毎週日曜、12~2月は第3日曜
10:00~15:00 入場無料
開催場所 愛媛県大洲市大洲103 ポコペン横丁
問合せ TEL 0893-24-2664 大洲市観光協会(大洲支部)
公式サイト http://pokopen.yokochou.com/
思い出倉庫
開館日時 毎日 9:30~16:30(入場16:00まで)
休館日 年末(12/29~12/31)、2月に一度
入館料 大人200円、中学生以下100円
所在地 愛媛県大洲市大洲103 ポコペン横丁内
問合せ TEL 0893-24-2664 大洲市観光協会
※ご紹介の施設への入館は変更となる場合がありますので、お出かけ前に公式サイト等にてご確認ください。
愛媛県無形民俗文化財 藤縄神楽
大洲の伝統芸能「藤縄神楽」は大洲市藤縄、柳沢及び田処地区に江戸時代から伝わる歌舞。市町村指定重要無形民俗文化財に指定されていて、2月~5月に神社の春祭りで厄除け祈願などをこめて演じられます。観客と戯れる曲芸が特徴的で、中でも鬼と観客とのやり取りが親しまれています。
開催日時 例年2月~5月
所在地 愛媛県大洲市藤縄
問合せ TEL 0893-25-2400 柳沢連絡所
公式サイト https://www.city.ozu.ehime.jp/site/bunkazai/0193.html
大洲の自然と歴史と文化にひたれるおとな旅
歴史情緒あふれる大洲城下町の楽しみ方はたくさん。「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」は、そんな城下町に点在する歴史的な邸宅に泊まれる古民家ホテルです。
魅力いっぱいの大洲を満喫できる城泊 キャッスルステイ
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」でまず注目したいのが、日本初の城泊「大洲城キャッスルステイ」ができるホテルだということ。木造復元天守の大洲城に実際に泊まり、まるでタイムスリップしたかのような城主体験ができます。
もちろんキャッスルステイのほか、小江戸の風情ある町中に泊まれる「文化財貸切ステイ」「城下町ステイ」も選べます。どの宿泊棟もプライベート感にあふれ、大洲に暮らしているかのような滞在が楽しめますよ。
【愛媛 大洲】NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町
所在地 愛媛県大洲市大洲378 OKI棟(フロント)
問合せ TEL 0120-210-289 VMG総合窓口(11:00~20:00)
公式サイト https://www.ozucastle.com/
瀬戸内の海山川の幸を堪能 ホテルレストラン ルアン
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」のダイニング「レストラン ルアン」は、お泊り以外のお客様でもご利用いただけます。地産地消の旬食材をふんだんに使ったフュージョン料理は絶品。地酒とのペアリングでさらにおいしく、贅沢なひとときをお過ごしいただけます。大洲観光の際のお食事やご休憩にぜひご利用くださいませ。
LE UN(ルアン)NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町
所在地 愛媛県大洲市大洲378 OKI棟(フロント)
愛媛県大洲市大洲888 SADA棟(レストラン)
問合せ TEL 0120-210-289 VMG総合窓口(11:00~20:00)
公式サイト https://www.ozucastle.com/restaurant/