VMGでは、歴史的な価値をもつ建造物を活かすことで、建物やまち並みを後世に残す取り組みを重ね、その場でしか得ることのできない特別な“時”との出会いをお届けしています。
千葉県北東部に位置する香取市の〝佐原〟は、江戸と銚子を結ぶ利根川水運の重要河港として繁栄を極めました。 水郷のまちに発展した発酵の文化と共にまちの歴史に触れるひとときをお過ごしください。
江戸まさりの面影を残す歴史建築が立ち並ぶ佐原商家町
千葉県東部に位置する香取市佐原は、江戸中期より利根川の水運を活かし東北諸藩の年貢米や周辺地域の物資の集散地として発展しました。
〝江戸まさり〟といわれるほどの繁栄した佐原の人々は、江戸の文化を取り入れ、更にそれを独自の文化に昇華していました。
忠敬橋を中心にして、小野川と香取街道に沿って江戸や明治からの貴重な町並みが形成されており、1996年には〝伝統的建造物群保存地区〟に選定されています。
水運で発展した江戸情緒あふれる水郷のまち並み
町の中心に利根川にそそぐ小野川が流れ、ゆったりと船が行きかう佐原。かつて、利根川から江戸へ物資を運ぶための分流である小野川周辺は河港となり旅館や商店が立ち並んでいました。小野川沿いや香取街道には今も時代の変遷を映す重厚な木造建築が軒を連ねています。
繁栄で富を築いた佐原には、重厚な土蔵造りの商家や町家が今も並んでいます。一つ一つが“本物”でどの家屋も迫力があります。蔵造りの商家や、煉瓦造の洋館、土蔵など代々家業を受け継ぐ商家も多く〝生きている町並み〟と評価されています。
商家町に点在する元料亭や商家などの歴史詩的建造物が13室のホテルに
商家町町の中に溶け込むように佇むVMG HOTELSの〝佐原商家町ホテル NIPPONIA〟は、水郷佐原のまちに点在する歴史建築をリノベーションした分散型ホテルです。客室は、建物が最も輝いていた建築当時の趣を取り戻し、欄間や廊下などの風情はそのままに丁寧にリノベーション。
江戸へ食糧を運ぶ一大穀倉地帯として栄えた北総は、酒、味噌、醤油造りの醸造技術や、食文化が現代にも受け継がれていて、まち並みと共に江戸優りの食文化も継承されています。
佐原商家町ホテル NIPPONIAでは醸造文化を受け継ぎ、発酵をテーマにしたお料理をお届けしています。フレンチでありながら、地域で醸造された醤油・味噌・麹などの発酵食品を取り入れ、日本酒を作る過程で生まれた酒粕を使用するなど、和と洋が融合したコースに仕立てています。
江戸時代の風情を今に伝える商家町で、蔵や元料亭、商家の建築当時の趣がそのまま残された町の暮らしに想いを馳せるひとときをお過ごしください。
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