VMGでは、歴史的な価値をもつ建造物を活かすことで、建物やまち並みを後世に残す取り組みを重ね、その場でしか得ることのできない特別な“時”との出会いをお届けしています。
広島県南部に位置する〝竹原〟は、古くから瀬戸内の交通の要所とし発展し、江戸時代には製塩業で栄えた町です。製塩業で富を築いた豪商屋敷の家まち並みが続く〝安芸の小京都〟は、かつての栄華を今に伝えています。
瀬戸内海の恵みによる製塩業や廻船業、醸造業で繁栄したまち
竹原は、古くは京都下鴨神社の荘園として栄え、室町時代頃から港町として形作られたのが始まりです。江戸時代に入ると製塩業の他に、廻船や酒造で経済的発展を遂げ、この地にもたらされた富によって町人文化を開花させました。
瓦葺・塗屋造の町家や、数寄屋造の屋敷など130余棟の歴史的建造物とその周囲に造り酒屋や、町人の町家が入り組むように立ち並んでいる竹原は、〝安芸の小京都〟と称されるほど美しいまち並みが残っていることから、1982年には〝伝統的建造物群保存地区〟に選定されています。
瀬戸内海の水際から山麓に広がる商家町の面影残る建物
瀬戸内海の水際から寺山などの山麓に広がる変化に富んだ地形の上に、江戸時代後期に製塩や酒造業で栄えた屋敷や、由緒ある寺院が数多く残っており、江戸時代の雰囲気を今に伝えています
まち並みの建造物はほとんどが江戸時代に建てられたもので、黒漆喰の重厚な商家に白壁土蔵のコントラストや、平入りに妻入り、切妻に入母屋と変化に富む建造物群をゆっくり歩いてみると、往時の豊かな暮らしぶりを垣間見ることが出来ます。
江戸・明治時代に建てられた町屋の窓に施された〝竹原格子〟。建物に注目してまち歩きをすると町屋の一軒ごとに工夫が凝らされたさまざまな格子が目に入ります。
竹原製塩町に点在する歴史的建造物が10室のホテルに
製塩町に溶け込むように佇むVMG HOTELSの〝竹原製塩町ホテル NIPPONIA〟は、製塩町に点在する蔵や料亭に酒屋、銀行建物などをリノベーションした分散型ホテルです。建築そのものが持つ美しさと歴史を大切にし、梁や建具などは出来るだけ当時のものを残しながらインテリアには名産の竹を使用し、白で塩や酒造りの麹を、碧で豊かな瀬戸内の海を表現するなど、竹原の風土を感じられる空間を作り上げています。
お宿では、瀬戸内の自然と温暖な気候が育てた豊かな食材や、塩で栄えた塩田文化に想いを馳せ、塩にこだわり、日本酒とのペアリングの楽しみを広げる料理の数々で五感を満たす食体験をお届けしています。
風光明媚なまち並み保存地区やを散歩しながら歴史と文化に溶け込み町の暮らしに想いを馳せるひとときをお過ごしください。
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