VMGでは日本各地の歴史的なまち並みや建物を残していきたいという地域の願いと共に、〝日本の文化を紡ぐ〟をテーマに宿泊施設、レストラン、結婚式などに活用し後世に残す取り組みを続けています。
重要伝統的建造物群保存地区に残る建造物や国指定文化財、天守、神社仏閣、名勝など、これまで一般では利用することができなかった、自然・季節・歴史的価値の高い場所の中から、今回は〝天守・名勝〟をご紹介します。
悠久のときが流れる歴史的建造物と名勝をあえて“そのまま”に、春夏秋冬の特別なひとときをお過ごしください。
日本一の高さを誇る木造天守の大洲城に現存する、〝国の重要文化財〟の4つの櫓
愛媛県大洲にある元弘元年(1331年)に築城されたといわれる肱川の河畔に望む〝大洲城〟。のちに藤堂高虎等によって大規模な修築がなされ、伊予大洲藩の政治と経済の中心地として城下町は繁栄していきました。
天守は、惜しくも明治21年(1888年)に老朽化により解体されましたが、市民による寄付等によって平成16年(2004年)に四層四階の複連結式天守が復元されました。
江戸時代から残る台所櫓・南隅櫓など4棟の櫓は〝国の重要文化財〟に、城跡一帯は〝県指定史跡〟に指定されています。また、旧大洲城藩主の〝旧加藤家住宅母屋〟は、大名家の面影を残す格式高いたたずまいで〝国の登録有形文化財〟となっています。
大洲城を愛する地元住民の城郭への想いと共に、城下町に点在する歴史的建造物や町家は〝NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町〟へ生まれ変わり、大洲城では〝大洲城キャッスルステイ〟として日本初の木造天守に泊まる特別な体験をお届けしています。
〝特別史跡〟大阪城跡・西の丸庭園に佇む、京都二条城白書院を模した大阪迎賓館
大阪にある豊臣秀吉が築いた大阪城は徳川の時代に土に埋められ、現代の天守は昭和6年(1931年)に徳川時代に再建された天守台石垣の上に、豊臣時代の天守閣を想像し大坂夏の陣図屏風絵などを参考に復元されました。
江戸時代初期から後期にかけて建てられた櫓や門、蔵など建物13棟および内堀と外堀が現存し、〝大阪城跡〟はは710,000平方メートルの範囲が国の〝特別史跡〟に指定されています。
その大阪城跡に広がる約二万坪の〝西の丸庭園〟に、1995年の国際会議APEC 95の開催に際して各国の要人を招きもてなすため、京都二条城白書院を模した〝大阪迎賓館〟が作られました。
APEC95以降、長らく西の丸庭園の休憩所として使われていましたが、VMGが受け継ぎ〝大阪城 西の丸庭園 大阪迎賓館〟として、2019年にはG20大阪サミットの晩餐会会場にもなり、国内外の大切なお客様をおもてなしする場所へと生まれ変わりました。
平安神宮を囲む 約10,000坪の〝名勝〟平安神宮神苑を臨む平安神宮会館
京都にある平安神宮の社殿を取り囲む東・中・西・南の4つの庭からなる〝平安神宮神苑〟は、7代目小川治兵衛によって作庭され、平安京千年の造園技法の粋を結集した庭園として、昭和50年12月に国の名勝に指定されています。
〝平安神宮神苑〟は、春の紅しだれ桜、初夏の杜若・花菖蒲、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々に風光明媚な趣を見せ、作庭から100年の時を超えて幽玄な世界が広がります。
その神苑を借景に、昭和41年(1996年)の平安神宮御鎮座70年並孝明天皇100年祭を記念して〝平安神宮会館〟が建てられました。
VMGは由緒ある平安神宮会館を2018年1月から受け継ぎ、さらに9月には、風光明媚な平安神宮神苑に相応しく、格式高い折り上げ格天井や、御影石のフロア、シンメトリーを意識したインテリアを配した非日常空間へとリニューアルしました。悠久の時が流れるこの場所で、四季折々の美しい自然と歴史に浸る贅沢をお楽しみください。
積み重ねた歴史が醸し出す風情や温かな情緒に触れるひとときをお過ごしください。
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