VMGでは日本各地の歴史的なまち並みや建物を残していきたいという地域の願いと共に、「日本の文化を紡ぐ」をテーマに宿泊施設、レストラン、結婚式などに活用し後世に残す取り組みをしています。
重要伝統的建造物群保存地区に残る建造物や国指定重要文化財、天守、神社仏閣、名勝など、これまで一般では利用することができなかった、自然・季節・歴史的価値の高い場所で特別なひとときをお過ごしいただけます。
今回はご紹介第一弾。悠久のときが流れる文化財を、あえて“そのまま”に、春夏秋冬の新しい命を吹き込みました。
鴨川を望む贅を尽くした、国登録有形文化財の元老舗の料理旅館
創業明治3年。五層楼閣様式の和風建築で、料亭旅館として年月を重ねてきた「鮒鶴(ふなつる)」は、平成24年(2012年)に国登録有形文化財に登録されました。
鮒鶴に招待されることがステイタスにもなっていた老舗旅館でしたが、2007年に閉店。1年間の閉鎖の後、VMGが耐震補強や内装投資を行い、当初の屋号「鮒鶴」でオーナーの想いを引き継ぎ再びオープンしました。
京都随一の料亭旅館として数々のもてなしを届けてきた鮒鶴が、今は結婚式は〝FUNATSURU KYOTO KAMOGAWA RESORT〟、レストランは〝LE UN(ルアン) 鮒鶴京都鴨川リゾート〟に生まれ変わり、鴨川と東山のパノラマと共に一生に残る一日をお過ごしください。
神戸社交界が憧れた、県指定重要有形文化財の大正モダニズム邸宅
大正8年創建。源氏物語の舞台のひとつである兵庫県・須磨に貿易商・西尾類蔵氏によって創建された大邸宅「西尾家住宅」(旧西尾類蔵邸)。外国人居留地トップクラスの貴賓が訪れ、ここに招待されることはステイタスの証でした。
初代通天閣を手掛けた設楽貞雄氏が設計したセセッション様式の母屋、日本庭園内の茶室〝真珠亭〟、〝松風閣〟、〝石炭庫〟、〝車庫〟が兵庫県指定重要有形文化財で、神戸市指定名勝庭園を有します。
VMGが引き継ぎ、今はレストランは〝LE UN(ルアン) 神戸迎賓館〟、結婚式は〝神戸迎賓館 旧西尾邸〟として、その壮大なランドスケープデザインや贅を尽くした本館に華やかな時代の趣が色濃く残っています。
近代建築の粋を集めた復興のシンボル、国登録有形文化財の旧銀行
豊岡のまちの中心地に位置する〝旧兵庫縣農工銀行豊岡支店〟は、1925年の北但大震災後、近代日本の建築家・渡辺節による設計で建てられました。
ルネッサンス様式の重厚な銀行建築で、壊滅的な被害をもたらした震災からの復興のシンボルとなっています。
銀行ならではの重厚な造りで銀行の窓口があった吹き抜けのエントランス、金庫室や応接室など、かつての面影を色濃く残しています。
地震に負けないコンクリート造りの豊岡復興建築群のひとつとして国登録有形文化財となっています。
〝旧兵庫縣農工銀行豊岡支店〟は、長年銀行として活躍したのち、市役所の南庁舎別館として利用され、その後VMGが受け継いでホテル〝オーベルジュ豊岡1925〟へと生まれ変わりました。
紡がれた歴史とまちの人々の復興への想いに触れるひとときをお過ごしいただけます。
悠久の時を感じる文化財で、時代を超えて大切にされてきた想いと共に、
積み重ねた歴史が醸し出す風情や温かな情緒に触れるひとときをお過ごしください。
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