VMGでは日本各地の歴史的なまち並みや建物を残していきたいという地域の願いと共に、〝日本の文化を紡ぐ〟をテーマに宿泊施設、レストラン、結婚式などに活用し後世に残す取り組みをしています。
兵庫県神戸市須磨区の〝神戸迎賓館 旧西尾邸〟は、国内外の賓客をもてなしてきた貿易商の邸宅を前身とし、その歴史が積み重なった建物と共にオーナー様の想いも引き継ぎながら、お客様にとって結婚式や記念日を祝う特別な場所として人生を豊かにするひと時をお届けしています。
時代を越えて愛され続ける、美意識と贅を尽したもてなしの館
兵庫県神戸市須磨区の〝神戸迎賓館 旧西尾邸〟は、大正デモクラシーの1919年に神戸の景勝地である須磨の地に竣工しました。
初代通天閣を手掛けた建築家・設楽貞雄による設計で、大正時代流行していた西洋の意匠が用いられ当時の最先端のスタイルが反映された洋風建築です。
西尾邸の本館と庭園の維持には膨大な費用がかかり、幾度となく解体の決断を迫られる局面がありました。そこで、建築当時の内装に修復、再現し、オーナーの想いを引き継ぎ、一般の方にもご利用いただける場所へと生まれ変わりました。
結婚式は〝神戸迎賓館 旧西尾邸〟、レストランは〝LE UN(ルアン) 神戸迎賓館 〟として、賓客をもてなす輝かしい舞台で一生に残る一日をお届けしています。
幾たびの災いを乗り越え、歴史を紡ぐオーナー様の想い
西尾邸オーナーの西尾一三氏に、神戸迎賓館への想いを伺いました。
― VMに託したきっかけは
神戸迎賓館のように邸宅と庭園が一緒になった遺構は日本全国で3つ程度しかありません。 一般的に、邸宅は三代続かず、影も形もないようなマンションになってしまうことがほとんどですが、 それを60年くらい維持管理してきています。
神戸迎賓館で結婚式を挙げた方が孫に 「ここで60年前に結婚式したんやで」と言えるような状態で維持していくことが理想だと思っています。
ー 他力野社長に託そうと思ったきっかけは
建物や古いものを残して活用するという発想を普通の経営者はしていないと思いますし、 そういう理念が分かる法人がいませんでした。
創業者である類蔵への想いとして、大正時代からの生活様式を次の時代まで永久に残していきたいと思っています。 そういった想いを大切にしてくれる他力野社長の姿勢に、神戸迎賓館を託したいと思いました。
ー これからバリューマネジメントに期待することは
地道にお客さんが満足してもらうことがありがたいなと思います。その方直接じゃなくても、坊ちゃんとかお嬢ちゃんとに子どもができたときにもういっぺんあそこいこうかということをやってくれたら言うことないです。
悠久の時を感じる文化財で、時代を超えて大切にされてきた西尾オーナー様の想いと共に、積み重ねた歴史が醸し出す風情や温かな情緒に触れるひとときをお過ごしください。
Information
旧西尾邸の歴史を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
西尾家住宅
今回ご紹介したオーナー様のインタビューを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
神戸迎賓館 旧西尾邸オーナー西尾一三氏インタビュー
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LE UN(ルアン) 神戸迎賓館
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神戸迎賓館 旧西尾邸