VMG HOTELSでは、地域ごとに息づく文化体験を楽しみながら、その土地に溶け込むように過ごす本物の体験をお届けしています。
兵庫県の朝来市にある〝竹田城跡〟では、例年10月ころから秋の深まりを知らせる〝雲海〟が現れます。
標高およそ350mの山頂に佇む竹田城跡が雲の上に浮かび上がることから、〝天空の城〟と呼ばれる雲海の名所です。
幻想的な雲海に包まれながら、夜明けと共に山間から顔をのぞかせる日の出の瞬間と、自然が織りなす驚きの絶景をお楽しみください。
別名〝虎臥城〟の威容を誇り、四季折々の自然と調和する日本屈指の石垣遺構
竹田城は、兵庫県朝来市(あさごし)にある標高353.7mの古城山山頂に築かれた戦国時代以前の山城です。古城山の山全体が虎が伏せているように見えることから、別名〝虎臥城(とらふすじょう、こがじょう)〟とも呼ばれています。
美しい石垣の景観は〝完存する石垣遺構〟として全国屈指の規模を誇り、2006年に〝日本100名城〟に選定されました。
春にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、カスミザクラなど30本以上の桜が城跡内に咲き誇り、夏には抜けるような青空と青葉のコントラスト、秋には雲海の絶景、冬には雪化粧の銀世界が広がり、四季折々の自然と調和した絶景に出合えます。
円山川の朝霧がもたらす雲海の絶景と日の出を望む
9~11月のよく晴れた朝には、竹田城跡の麓を流れる円山川(まるやまがわ)から濃い霧が発生します。
雲海は日の出の時間よりも早い午前4時ごろから発生し、夜明け前の青い空が時間と共に黄金色に染まり気温が少し上昇する頃、雲海に浮かぶ幻想的な竹田城跡の姿が雲間に現れます。
朝来山中腹に位置する〝但馬吉野〟と呼ばれる桜の名所〝立雲峡〟は、目前に竹田城を見ることができる大人気のビューポイント。雲海に浮かび、日の出に照らされた竹田城跡の全景を望むことができます。
竹田城跡の麓で、歴史を紡ぐ創業400年の旧木村酒造場と町家に泊まる
竹田城跡の麓には、元は武家屋敷だった白壁のお寺が並び、そのお堀の水路を泳ぐ鯉、うだつの上がる町家など風情あふれる城下町のまち並みがあります。
2013年秋には、その城下町のシンボルである創業400年の〝旧木村酒造場〟の歴史を紡ぎ〝竹田城 城下町 ホテルEN〟が開業しました。
武田信玄の家臣をツールにもつ木村家が竹田に移り酒造りを始めたのは1625年頃。その後2度の火災に遭って1902年頃、現在の建物が再建されました。
竹田城 城下町 ホテルENから竹田城跡までは、徒歩3分のJR竹田駅から出ている循環バス〝天空バス〟がとても便利です。一般車両の入れない「竹田城跡」停留所まで約20分。そこから城跡までは徒歩約20分で上ることができます。
城下町に溶け込むように泊まるからこそ触れる自然や竹田城跡の絶景と共に豊かな歴史と文化を満喫するひとときをお楽しみください。
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