神戸迎賓館 旧西尾邸Operated by VMG

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concept

色褪せることのない、大正モダニズムの邸宅。

神戸を西に行くと関西では人気の海水浴場、須磨海岸に着く。 夏は賑わうこのエリアも、その他の季節は静かで落ち着いている。 源氏物語の舞台のひとつである、一の谷の合戦では 源義経が本陣を構えたとされる須磨寺が山手に。 そのほど近い場所に、大正モダンを表す建物がある。

パリのエッフェル塔を模した初代通天閣の設計を手がけた 設楽貞雄による西尾家住宅(旧西尾類蔵邸)は セセッション様式の洋館は重厚な造りで 圧倒的な存在感を放ち、その価値が認められ 現在では兵庫県指定重要有形文化財に指定される。 敷地は一万坪と広大で、神戸市指定名勝庭園を有し かつては世界中からVIPが訪れた社交の場でもあった。

その歴史にふさわしく、現在では神戸迎賓館 旧西尾邸として 予約の取れない人気レストランとバンケットとして利用され 地域の人々に愛される。 大正から令和と、時代の移り変わりを見てきたこの豪邸は 一度訪れると、忘れることなく記憶に残り続ける、 そんな特別な時間を与えてくれる。

古くから数々の文学に
取り上げられてきた景勝地

源氏物語の時代から、景勝の地として知られる須磨。松尾芭蕉をはじめとする多くの文人が訪れ、かの地をうたった歌や句が数多く残ります。明治時代に皇室の別荘「武庫離宮」が造営されてからは、風光明媚な景観を好んだ外国人や阪神間の財界人が競うようにして邸宅を構え、別荘建築が数多く立ち並びました。

須磨

大正ロマンを絵に描いたような社交界の華

神戸迎賓館は、貿易商として成功を収めた西尾類蔵氏の自邸で、戦後のGHQからの接収、阪神淡路大震災を経て、現存する希少な邸宅として長きに渡り愛されてきました。西尾邸への招待は「ステイタスの証」と言われ、外国人居留地でもトップクラスの貿易商や関西の財界人、文化人、華族といった本物のセレブリティが日夜招かれ、大正ロマンな社交界が繰り広げられていたといいます。

ABOUT神戸迎賓館について

西尾類蔵氏の思い描く世界観を表現した壮大なランドスケープデザイン。約1万㎡の広大な敷地の中に、主屋である洋館、日本庭園と茶室、離れ、チャペル、新館が点在します。大正8年(1919年)に築かれた洋館を手掛けたのは初代通天閣をはじめ近代の関西で活躍した建築家・設楽貞雄です。

GARDENイングリッシュガーデン

頂上に邸宅がそびえ、美しく緑と調和する名勝指定のイングリッシュガーデン。1世紀後に最も美しく見えるよう設計され、2019年にその100年目を迎え輝きを増しています。このように邸宅と庭園が一緒になり現存する遺構は、日本全国で片手で数えるほどしかありません。

ENTRANCEエントランス

ハイクラスな社交場であった事実を物語る、贅を尽くしたエントランス。ドレスアップした貴賓を迎えることを考慮して、正面玄関の石段には暖房が仕込まれ、頭上には美しいステンドグラスが施されました。凝った意匠からは、西尾氏のセンスの良さと、みなとまち神戸の職人の技巧の高さがうかがえます。

DININGダイニング

大きなアーチ窓から自然光がたっぷり届く空間。12坪の居間、8坪の書斎として使用されていました。内装は直線的なデザインと、和のテイストを感じる網代天井、欄間に施されたステンドグラスなどが和洋折衷な大正モダンの趣きを感じさせます。

VIP ROOMVIPルーム

元は親しい人だけが通されたという暖炉付きの豪奢な食堂として使われていました。木材を基調とした落ち着きのある壁面、中央のマントルピースをはじめとする重厚なインテリアとは対照に、上部には海のまち須磨らしくカモメが飛ぶ鮮やかなステンドグラスがはめ込まれています。

鳳凰の間バンケット

須磨海岸を望む様にして構えられた「大広間」。建設当時から迎賓のために、延べ三十一畳の書院造の日本座敷が設計されました。深紅の絨毯が敷き詰められた典雅な空間には、その名の由来にもなった鳳凰をかたどった欄間や杉の網代天井、繊細な陰影を描き出す組子細工などの大正期の美しい設えが、格調高い雰囲気を醸し出します。

日本庭園茶室・離れ

洋館の奥に配された、池泉回遊式庭園と茶室“真珠亭”、離れ“松風閣”。かつては山から渓流を引き込み、その上に建つ懸造りの離れ座敷「松風閣」で庭園を眺め、客人がもてなされていました。

新館独立型バンケット

広大な敷地の中に、森の中にひっそりとたたずむかのように設けられた独立型のバンケット、新館「THE VIZCAYA GARDEN」。厨房が併設された広々したパーティスペースの他、ロビーや控室、テラスなどの付帯施設が充実する。

CEREMONY SPACEセレモニースペース

3方向の窓から自然光が降り注ぐ緑豊かなセレモニースペース。正面の窓からは大木の緑を望むことができます。

  • RESTAURANT & LOUNGE
  • PARTY & MICE

RESTAURANTLE UNの原点伝統と革新のフレンチ

運営ベニュー一覧

トラディショナルでありながら斬新。VMG HOTELS & UNIQUE VENUESのレストランブランド「LE UN」のフラッグシップが、ここ神戸迎賓館。フランスの宮廷料理や高級料理を起源とする『オートキュイジーヌ』、様々な文化的要素を組み合わせ、繰り返し進化を追求する『ガストロノミー』。その2つをかけ合わせた「LE UN」の料理哲学の原点を追求する料理をご提供いたします。

PICK UP庭園を前に楽しむアフタヌーンティー

LE UNでのお食事のほか、芝生や緑に囲まれたサロンスペースで優雅にお過ごしいただけるアフタヌーンティーが新たに誕生。フレンチのシェフが作り上げるセイボリーと、パティシエ特製の焼き菓子数種とガトーを華やかに盛り付けたアフタヌーンティープレートを「Mighty Leaf」の紅茶と共にお楽しみいただけます。

PARTY社交界の世界へ誘う大正ロマンの集い

運営ベニュー一覧

神戸迎賓館でのパーティ・MICEは、「社交界の華」と称された、西尾類蔵氏の創り出した非日常の世界へのご招待です。かつて本物の上流階級が招かれたハイクラスな社交場に身をおき、古き良き時代を再現するかのような、きらめきに満ちたひとときをここ神戸迎賓館でお過ごしください。

PICK UP大正ロマンウエディング

大正時代に建てられた重要文化財で、その当時の装いに身を包み挙げる「大正ロマンウエディング」。日本文化と西洋文化が織り交ざる大正時代らしく、和洋折衷の装いや、ステンドグラスの前で行う挙式、当時を再現したお料理やドリンクで、徹底した世界観のウエディングを。

ACCESS

〒654-0067
神戸市須磨区離宮西町2-4-1